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貧血とは・・赤血球系パラメータRBC(赤血球数)、Hb(血色素濃度)、PCV(ヘマトクリット)のいずれかあるいは全ての低下
<貧血が疑われる主訴>
運動負耐性・・すぐ疲れる。元気がない。すぐ座り込む。
ハアハアする・・全身における酸素不足
ふらつく
<視診>
可視粘膜が白っぽいのが特徴
<鑑別>
1. 貧血以外の疾患の有無
可視粘膜の蒼白が特徴の疾患群
心疾患
呼吸器系の疾患
貧血
その他
2. 貧血の原因の鑑別
1),2) 出血、溶血・・破壊、消費の亢進= 失われる速度が速すぎる
3) 造血異常・・無効造血・成熟障害 = 作ろうとする過程の異常
4) 産生低下・・骨髄での産生低下 = 作ろうとしていない。もしくは材料不足で産生低下
1)出血
外傷
鉤虫寄生
腫瘍
鑑別に必要とされる検査・・便検査、レントゲン、超音波検査、血液塗沫
2)溶血
血漿は赤い・・急性溶血
黄色い(黄疸)・・慢性溶血
タマネギ中毒
VCS
AIHA
赤血球内寄生虫(ヘモバルトネラ、バベシア等)
アセトアミノフェン中毒(猫)
犬フィラリア症
鑑別に必要とされる検査・・(稟告)、血液塗沫、クームス試験
2)造血異常
赤白血病性骨髄症
肝疾患
甲状腺疾患に伴う二次性貧血など
鑑別に必要とされる検査・・血液生化学検査、甲状腺スクリーニング、血液塗沫
4)産生低下
赤芽球癆
鉄欠乏
慢性炎症(鉄輸送障害?)
腎疾患
FeLV感染
FIV
骨髄への悪性腫瘍浸潤に伴う貧血等の疾患
鑑別に必要とされる検査・・血液生化学検査、血液塗沫、ウイルス検査、骨髄検査
<検査>
貧血で状態を捉えるのにもっとも重要な検査は ・・ CBC、血液塗沫検査
1)再生性貧血
出血
溶血性疾患(貧血発生後3〜4日後より)
*赤白血病性骨髄症との鑑別要注意
2)非再生性貧血
肝機能低下・・材料不足
腎機能低下・・造血ホルモン(エチスロポイエチン)の低下
甲状腺機能低下症
FeLV/FIV・・時として炎症疾患の合併により中〜重度の貧血を見る。炎症疾患の回復に伴って 徐々に貧血も回復するケースあり
<検査2>
骨髄塗沫
再生性、非再生性ともに原因が明らかでない場合必要となる。末梢血液の塗沫と合わせて評価が必要
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