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トップページ > 診療ガイド > 症状別アプローチ:下痢

 

症状別アプローチ
◇ 嘔吐

 ◆ 急性嘔吐

 ◆ 慢性嘔吐
◇ 下痢
 ◆ 急性下痢
 ◆ 慢性下痢
 ◆ 急性腹症
◇ 発熱
◇ 貧血
◇ 出血傾向
◇ 黄疸
◇ 多飲・多尿
◇ 神経症状
◇ 胸水・腹水
 
下 痢

◆ 急性下痢

 

<稟告>

・急な環境の変化・・飼い主が留守をしたなど
・餌の急変・・腸内環境の急激な変化・・消化不良
・拾い食い

*拾い食いに関して
異食後12時間以内の急性腸炎・・主に不良飼料、アレルギー性物質の摂取
異食後12時間以降の急性腸炎・・主に細菌性 ・ワクチン接種歴および他の犬との接触歴

・・・伝染病の可能性は?・・・
パルボウイルス犬ジステンパーなど

<検査>

便検査・・直接塗沫および浮遊法

 

◆ 慢性下痢

 

長期におよぶ下痢症では削痩、電解質異常、脱水、子犬では低血糖、低蛋白血症など重篤な症状が生じ、しばしば強力な支持療法を必要とする。

<稟告2>

大腸性の下痢と小腸性の下痢に分ける。
便の回数
多い ・・大腸性
少ない・・小腸性

嘔吐の有無
小腸性のほうが多い

便の色
白っぽい・・小腸性
黒色  ・・小腸性
血便  ・・大腸性
しぶり、排便困難・・大腸性のほうが多い

<触診>

腫瘤の存在は?・・腸壁の肥厚、消化管周囲臓器の腫瘤との癒着

<検査>

便検査・・腸内寄生虫の有無、直接塗沫、浮遊法

- 大腸性下痢が疑われる場合 -

便検査
細菌・・細菌の異常繁殖・・クロストリジウム、ブドウ球菌など → 培養検査
細胞診・・時に腫瘍細胞を発見できることがある

直腸検査 → 生検

- 小腸性の下痢が疑われる場合 -

血液生化学検査

TP.Alb → 
ALP.AST.ALT.GGT.NH3 → 胆・肝系の異常
BUN.Crea → 腎
GLU.AMY.LIPA → 膵炎

<その他の鑑別>

1. 消化不良?
血清トリプシン活性(TLI)の測定・・膵外分泌不全症は?
超音波
胆汁の流出障害・・胆泥の有無、胆嚢の異常、胆管拡張の有無

2. 吸収不良?
食事性アレルギー → アレルギー検査 → 除去食試験、誘発試験

3. 腫瘍の関与?
レントゲン検査、バリウム造影、超音波検査
腸壁の腫瘍  腹腔内腫瘤・・腸の癒着、運動阻害

 

◆ 急性腹症

 

<対策>

疼痛に対する緩和療法
ショック、アシドーシス、敗血症などに対する救急療法

<鑑別>

胃、腸の蠕動亢進
それ以外は検査へ進む

<検査>

レントゲン・超音波検査
子宮蓄膿症(♀)
前立腺炎(♂)

腹水 → 貯留液検査

腫瘤
胃拡張
閉塞
胆石
胆管閉塞

血液性化学検査・CBCおよび尿検査
膵炎
肝炎
腎盂腎炎
腎結石
膀胱結石


 

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