診療ガイド 総合検査案内 検査依頼方法 Q&A 資料のご請求 お問い合わせ
トピックス 関連リンク サイトマップ 会社案内
AND OR
診療ガイド

トップページ > 診療ガイド > 疾患別アプローチ(その他):自己免疫疾患

 

   
 
 
   
◇ 犬の皮膚病
◇ 外耳炎
◇ アレルギー
◇ 自己免疫疾患
 ◆ エリテマトーデス
 ◆ 天疱瘡
 ◆ リウマチ様関節炎
◇ 膵炎
 
自己免疫疾患
 

動物にも自己抗体や免疫複合体が病因となる全身性疾患が存在する。

自己免疫性溶血性貧血
自己免疫性血小板減少症
全身性エリテマトーデス(SLE)
皮膚エリテマトーデス(DLE)
天疱瘡
リウマチ様関節疾患  etc.....
存在が明らかなものの中では全身性エリテマトーデスが代表的。

  ◆ 全身性エリテマトーデス = SLE;Sysytematic lipus erythematosis
 

抗原抗体複合体が引き起こすV型アレルギーのひとつ。 昔は紅斑性狼瘡と呼ばれてた。 顔面の紅斑が、まるで狼がものを食い尽くすように全身を犯していき、ついには患者を死に至らしめるところからこのような名が付いたと言われている。皮膚及び内臓の結合組織が全身的におかされる。

<症状>

皮膚症状・・皮膚粘膜移行部の彌欄
口腔内潰瘍
跛行・・多発性関節炎
貧血
血小板減少症
糸球体腎炎
発熱
心疾患・・心膜炎、心筋症
リンパ節の腫脹 etc.....

<犬種>

シェルティー
コリー
ビーグル
プードル
G・シェパード などで発生が多い

<鑑別検査>

・SLE・・抗核抗体(ANA)陽性
・RAテスト = 慢性リュウマチテスト・・IgMに属するリウマトイド因子活性を反映し、慢性リュウマチ患者の約50〜80%が陽性を示す。 臨床的に関節症状がある場合に有力な補助診断情報となる。
・クームス試験 = 抗赤血球抗体検査・・自己の赤血球と反応する自己抗体は、 自己免疫性溶血性貧血の原因となり得る。非特異的凝集反応を測定過程で除けば正常では陰性
*クームス試験について・・健康者でも時に弱陽性を示す? ・・確かに、寒冷凝集素はある程度の抗体価を示すのが普通。が、これらの正常抗体は極低温でのみ反応し、 通常生理的体温で細胞障害性に働くか否かは疑問が残る。
* ペニシリンなどの薬剤によっては直接クームス試験が陽性になることは希ではない。 これは赤血球表面にIgGなどの抗体分子が吸着しやすくなることによる。 しかしこの場合は通常は臨床症状を示さない。ただし薬剤によるアレルギー反応が自己免疫性溶血性貧血を誘発することはあり得るので投薬歴を確認する必要がある。
・SLE・・・抗核抗体(ANA)陽性
・DLE・・・抗核抗体は陰性から弱陽性
・RA ・・・50〜80%の症例でRA因子陽性
・AIHA・・・クームス試験陽性
・天疱瘡・・・天疱瘡抗体陽性

<SLEの確定診断>

血液生化学検査・・ALT,AST,CK,BUN,Crea,TP,Alb
血算
血液塗沫
クームス
ANA
蛋白電気泳動
LE細胞試験
直接凝集反応試験
*特殊検査について・・RA、抗核抗体、LEテストは有用だが特徴的な臨床症状と併せて 判断する必要がある。 症状の進行に伴い、陰性から陽性へ変わることもある。
皮膚粘膜パンチ生検
骨髄検査

  ◆ 天疱瘡
 

<症状>

痂皮形成を特徴とする皮膚病変 水疱 → 痂皮へ
病変は全身に出来るが特に耳介、顔面で著しい
爪周囲炎
発熱

<病態>

表皮の接着部位−デスモゾームの一部に抗体が接着、破壊されて表皮細胞同士の 接着が失われると考えられている。

<鑑別検査>

他の皮膚病との鑑別 → パンチ生検
天疱瘡抗体
水疱からの棘融解細胞の検出 → スタンプの細胞診
*棘融解細胞とは・・隣接する細胞間の接着が失われることを棘融解と呼び、 孤立した細胞を棘融解細胞という。

  ◆ リウマチ様関節炎
 

<症状>

跛行・・1肢からはじまりだんだん複数の肢に進行する。
朝のこわばり(動き始めの跛行)
関節の進行性変形

<レントゲン所見>

四肢の末端からパンチアウト像が広がっていく。(手根よりも早期)

<RF検査について>

RF=リウマチノイド因子 ・・IgGに対する抗体様物質でIgMグロブリンに属する。 nativeなIgGとは反応せず、抗原と反応したIgGあるいは変性したIgGとのみ反応する。慢性関節リウマチの血清中に特に高濃度で現れるが、他の膠原病や慢性肝疾患でも検出される。


 

BACK
当サイトに記載のコンテンツを許可なく転載することはお断りいたします。
Copyright(C) Monolis,Inc. All Rights Reserved.