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<アレルギー検査について>
総合検査案内:アレルギー検査
従来のアレルギー検査は
・感受性が低い
・外国の抗原を使っているので、検査結果が臨床例の環境を反映しない
・結果を出しても治療に結びつかない
など多くの問題を抱えていました。 モノリスはこれらを改善し、以下のように優れたアレルギー診断システムを作り上げました。
・優れた特異性と感受性
・トータルIgEを定量できます。
・実際の環境を反映する日本の抗原を用いています。
→ 検査項目内容 ・減感作療法をサポートします。
<イヌの疾患と症状>
皮膚
アトピー性皮膚炎
非アトピー性(アレルギー性、季節性)皮膚炎
食物アレルギー・不耐性に起因する皮膚炎
(症状)鼻梁、口唇、左右両眼瞼、左右両外耳、腹側頚部、左右両腋下、大腿内側を中心とした発赤、脱毛、色素沈着
腸管
食物アレルギー (I、III、IV型アレルギー反応が複合)
(症状)嘔吐、下痢、粘膜便、出血便で排便数、量がともに多い。
呼吸器
気管支喘息様発作
アナフィラキシーに起因する呼吸不全
<イヌのI型アレルギー疾患の成立要件>
症例側の異常
皮膚(真皮)、腸、呼吸器粘膜のバリア機能低下(幼獣では機能未成熟)
IgA抗体の分泌低下、細菌叢の異常、マスト細胞の量的、質的異常
環境側の異常
環境抗原(ダニ、カビ、花粉など)の増加。特定の食物抗原(乳製品、穀類など)の増加。皮膚の接触抗原(細菌、金属など)の暴露。
<イヌのI型アレルギーの発症年齢>
1才未満
食物アレルギーが主体
1才〜3才未満
食物アレルギー、アトピー性皮膚炎の混在。非アトピー性(季節性)皮膚炎
米:この年齢までにはIgEからIgG抗体産生にスイッチ。
3才以上
アトピー性皮膚炎、 非アトピー性(季節性)皮膚炎。アレルギー治療が必要。
アレルギー検査は
0才〜3才未満 → 食物アレルゲン検査を主眼に
3才以上 → 環境アレルゲン検査を主体に
< 検査の方法 >
1. トータルIgEの測定
検査は必ず血清を用います。
通常まずトータルIgEを測定します。
検査前に感染症などは除外しておきます。
内服、外用の副腎皮質ホルモン剤は可能であれば4週間休薬してください。不可避の症例についてもできる限り休薬し、アレルギーの症状の出ている段階で検査を行ってください。
2. アレルゲン特異的IgEの測定−スクリーニング検査
次にそれぞれのアレルゲンに特異的に反応するIgEの測定を行います。 アレルゲンを7つの分野に分けたスクリーニング検査を提供しています。
環境1−室内
ハウスダスト、コナヒョウヒダニ、ネコノミ、ネコ被毛、カンジダ、ペニシリウム、アスペルギルス、マラセチア
環境2−屋外
スギ、アカマツ、チモシー、カモガヤ、ブタクサ、カナムグラ、ヨモギ、キク
食物1−肉
牛肉、豚肉、鳥肉
食物2−魚
アジ、イワシ、カツオ、サバ、マグロ、タラ、アサリ、イカ、エビ
食物3−乳製品、他
牛乳、パン、ピーナッツ、小麦、米、トウモロコシ、大豆
食物4−野菜
ほうれん草、キャベツ、トマト、レタス、リンゴ、ニンジン、オレンジ、ブロッコリー
食物5−ドッグフード
ラム、ターキー、ナマズ、マス、サケ、米、ジャガイモ、卵黄、卵白
トータルIgE+スクリーニング検査セットを割安価格で提供しています。
血清は保存して後の検査に用いることができるので1の検査の段階で多めに採血して頂くことで 2〜3と数回の採血を避けることができます。
3. スクリーニング検査で陽性の分野について個々の項目のIgEを測定
稟告などからアレルゲンが推定される場合、それらの個々のアレルゲン特異的IgEのみを測定することもできます。
(例)鳥肉を食べると痒くなる気がする →鳥肉特異的IgEの測定
< 検査結果の解釈 >
1. 一般的に、トータルIgEが30ng/ml以上の症例では、T型アレルギーが強く示唆されます。 トータルIgEは、個々のアレルゲンに特異的なIgEの総和+アレルゲンに特異的でないIgEの総和になります。
2. また、アレルゲン暴露が継続すると遮断抗体であるIgGの産生が高まり、IgEの産生は低くなってくることがあります。
3. さらに、アレルギー様の症状はIgG主体で起きてくることもあります。
以上のことから明らかにアレルギーの症状が顕著であるにも関わらずIgE低値の症例は、
1. 反応するアレルゲンの種類は少ない。
2. 自然に減感作されつつある。
3. IgG主体の症状である。 などが考えられます。
<アトピー性か否かの判定>
アトピー性か非アトピー性アレルギー性疾患の区別
トータルIgE 30ng/ml以上でアトピー性疾患を確定。
イヌにおけるアトピー性の定義 ・・・トータルIgEが高値で、種々のアレルゲンに対して抗原特異的IgE抗体を産生してしまう体質。
< 治療 >
個々のアレルゲンに特異的なIgEまで測定し、原因が特定できたものは
1. 除去しうる原因を徹底的に排除する
食物 ・・ 原因となる主成分が入ってない食餌、もしくはタンパク分子を小さくした低アレルゲン食餌などへの切り替え
生活環境 ・・ 最も多いハウスダスト・チリダニに対する処置としては
・換気を良くする
・布類・ヌイグルミなどを排除する
・ソファやフトンに上らせない、もしくは強力に念入りに掃除機をかける。
・部屋の湿度を下げる などが挙げられます。
2. 検査陽性のアレルゲンに暴露を繰り返すことで免疫寛容を導く。
・・・減感作療法 ( 環境1-2の陽性症例が適応です)
< 減感作療法について >
総合検査案内:アレルギー検査:減感作療法確認検査
原因アレルゲンの注射を繰り返すことで反応性を低下させる療法です。
将来的な医原性クッシングを避けるために、ステロイド療法に代わって重要な位置を占める治療法といえます。 現在のところまだ統計処理するほどの実施症例は集まっておりませんが75%程度の成功率と考えています。症例単位にて同定されたアレルゲンをご提供いたします。
<方法>
症例単位にて同定されたアレルゲンをご提供いたします。
・4バイアル(×100000 ×10000、×1000、×100倍用) 各バイアルには、同定されたアレルゲンを調整します。(5アレルゲン以内)
・プロトコール(投与濃度、量、期間等)/ クール 1クールは、症例によって異なりますが、一般的には24週(6ケ月)、2回/週の48回の投与となります。 減感作用アレルゲンのご提供につきまして、以下の様に運用をお願いいたします。
<目的>
動物用医薬品としての取り扱いに準じます。 但し、当アレルゲンは、一般医薬品と異なり、患者個別の調合となるため調剤対応薬局にて調剤いたします。 従いまして、先生方からは、処方せんのご提出をお願い致します。
検査依頼用紙上の「減感作セット」欄ではお受けしかねますので予めご了承ください。
<運用>
処方せんについて: アレルゲンの内容につきましては、検査結果を記入しお渡しいたしますので、ご確認の上お出しください。また、患者様基本情報の他、先生方の住所、機関名等をご記入後、ご提出ください。その後、提携薬局にて調剤後、当検査センターよりお届けいたします。内容書の調剤者名は当該薬局名となりますので、ご了承ください。
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