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<症状>
甲状腺ホルモンは全身の細胞に働きかけている。したがって様々な全身症状が引き起こされる。 ・・代謝が低下する症状がよく現れる
動作が鈍い
肥満
無関心
寒がり
皮膚が厚い
脱毛
免疫力の低下 → 再発性の膿皮症
その他心機能の低下や、まれに神経症状を認めることもある。
重度な症状として、粘液水腫性昏睡と呼ばれる昏睡状態を示すこともある。
<検査>
Chol・・75%の症例で上昇
TRIG・・しばしば上昇
<確定診断>
T3、T4、FT4、TSHなど
* 副腎皮質機能亢進症で二次的にT4、fT4が低下するため先に医原性、自然発生のクッシング症候群を除外しておく必要がある。
* スルファメトキサゾール、フェニルブタゾン、レントゲン造影剤、キニジン、ミトタン、 サリチル酸などのの投与でT3,T4が低下するとの報告あり。
* 全身麻酔は甲状腺ホルモンを減少させるので術後48時間は検査を延期する。
* 甲状腺機能が正常な犬にレボサイロキシンを投与すると下垂体に負のフィードバックが生じてTSHの分泌が低下する。
このため、甲状腺ホルモンの補充療法を中止してから少なくとも4週間は甲状腺および下垂体の萎縮が持続する。 検査を考慮する場合、最低でも甲状腺ホルモンを8週は休薬してからにしたい。
<病態>
一次性;甲状腺の破壊
二次性;下垂体からのTSHの分泌不全
三次性;視床下部からのTRHの分泌不全(犬では確認されていない)
* ほとんど(95%以上)が一次性の原因によって起こる。 またそのうち50%あまりが甲状腺の免疫介在性の破壊によって生じる。
<治療>
甲状腺ホルモンの補充療法として乾燥甲状腺末、サイログロブリン(T3)製剤、 レボサイロキシン(T4)がある。
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