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<明らかな低値を示す場合>
1. 栄養としての蛋白不足
2. 蛋白の喪失・・・蛋白尿、貯留液、腸管への漏出
3. 異化亢進・・・炎症、糖尿病、副腎機能亢進症、悪性腫瘍
4. 免疫抑制状態での免疫グロブリンの低下等がある。
<TPが明らかに高値である場合>
1. 相対的増加 ・・・ 脱水
2. グロブリン分画の増加による。
総蛋白量は正常範囲にあり、血漿蛋白分画に異常が認められることもある。
アルブミン分画の特異的増加は普通ないのでA/G比が低下する場合 → 血清蛋白分画の測定を行い、そのパターンからの評価が必要となる。
例えば急性炎症ではフィブリノーゲンやα分画の増加が認められます。

<γ-グロブリンの増加について>
1.ポリクローナルガンモパチー = 多クローン性γ-グロブリン異常 = γ-グロブリンのピークがAlbより幅広い − 形質細胞のクローンが多様であることを示している。・・・慢性炎症、免疫原性疾患、腫瘍など
慢性肝炎(注;時期によりいろいろなパターンを示す)、慢性化膿性疾患
自己免疫性疾患 ・・・ AIHA、RA(リウマチ様多発性関節炎)
外因性の抗原刺激に対する免疫応答 ・・・ フィラリア症 SLE、子宮蓄膿症による腎炎など
リンパ肉腫 ・・ 多クローン性または単クローン性の反応


2. モノクローナルガンモパチー = 単クローン性γ-グロブリン異常 = γ-グロブリンのピークがAlbより鋭いか同じ程度
*ピークは時としてγ-グロブリン以外の領域に示されることもある。 ただ1種の免疫グロブリンを産生している。
多発性骨髄腫
リンパ肉腫
犬のエールリッヒア症
*モノクローナルガンモパチーであっても良性の場合もあるので評価には慎重さが必要です。

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