富士フイルム モノリス株式会社
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総蛋白 (TP)

   
測定法 ビューレット法
検体量 血清 0.1mL
保存条件 冷蔵
参考値 5.5~7.7 g/dL     猫     5.8~8.9 g/dL
検査日数 即日
 
 臨床的意義
総蛋白(Total Protein ;TP)。

血漿中には100種類以上の蛋白成分が存在し、細胞外液を介して体の至る所に分布しており、膠質浸透圧の維持や生体の防御機構などに関与している。その主なものはアルブミン、免疫グロブリン、リポ蛋白、糖蛋白、補体、凝固因子などである。血清総蛋白質は、このような多数の蛋白成分の合成と分解との平衡状態を反映しているが、特に血中濃度の高いアルブミンと免疫グロブリンIgGに左右されているといってよい。 
総蛋白量は日常初期診療における基本的検査の一つであり、生体異常をスクリーニングする目的で利用される。特に栄養障害、ネフローゼ症候群、肝疾患などを疑う場合に必須である。
総蛋白量が、異常減少した場合を低蛋白血症、異常増加した場合を高蛋白血症と呼ぶ。低蛋白血症は通常Alb濃度の減少に起因するので患者の栄養状態や全身状態の不良なことを表す一つの指標として用いられる。低蛋白血症の原因としては、蛋白素材であるアミノ酸の摂取不足、蛋白合成低下、蛋白異化亢進、蛋白尿による体外喪失、体腔内漏出などがあげられる。高蛋白血症は脱水症を除くと免疫グロブリン濃度の増加によるもので、M蛋白の著増を示す骨髄腫や原発性マクログロブリン血症、多クローン性高γグロブリン血症を示す肝硬変や慢性炎症性疾患などの特定の病態においてみられる。
 
高値を示す病態
 ① γグロブリン産生増加
・慢性炎症(エールリヒア症、FCoV感染症、慢性細菌感染症など)
・急性炎症(肝炎など)
・抗体産生細胞の腫瘍(形質細胞腫瘍、一部の悪性リンパ腫、多発性骨髄
   腫) 
② 炎症性疾患時の高フィブリノーゲン血症
③ 脱水(アルブミン相対的増加が主)
④ 高脂血症(アーティファクト:アルブミンとグロブリン両方増加)
低値を示す病態  ① 産生低下
・肝臓疾患
・低γグロブリン血症
② 吸収不良
・腸吸収不全
・消化不良(膵臓外分泌不全)
・低栄養(食餌性、寄生虫性)
③ 体外喪失の増加
・タンパク尿(腎疾患、アジソン病)
・皮膚からの喪失(滲出性皮膚疾患)
・腸からの喪失(protein losing enteropathy)
・出血
④ サードスペースへのタンパク移行
・胸水、腹水など
 
 
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