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生化学

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総蛋白(TP)

測定法 ビューレット法
検体量
血清 血清 0.1ml
保存条件 冷蔵
基準値
5.9〜8.1 g/dl 5.1〜8.9 g/dl
検査日数 〜2日

臨床的意義

栄養状態と肝・腎機能の指標。
肝硬変やネフローゼによる低蛋白血症で低下し、脱水や多発性骨髄腫で上昇。

血清蛋白の合成は主に肝細胞とリンパ網内系のリンパ球や形質細胞で産生される。リンパ網内系では免疫グロブリンが、その他の多くの蛋白成分は肝細胞で産生される。したがって肝細胞での蛋白合成の低下と、リンパ系細胞での免疫グロブリン増加の主な指標となる。

血漿中の蛋白質は、アルブミンやグロブリン、凝固因子などをはじめとする100種類以上もの成分で構成され、膠質浸透圧の維持や生体の防御機構などに関与している。一方、血清中では分離の段階で凝固関連の蛋白が消費されているが、この段階での総蛋白濃度を通常はtotal proteinと称する。

血清総蛋白値に異常がみられた場合は蛋白分画を検査し、その構成比をみる。セルロースアセテート膜を用いた電気泳動による蛋白分画では、アルブミン、α1分画(α1アンチトリプシンなど)、α2分画(α2マクログロブリン、セルロプラスミン、ハプトグロブリンなど)、β分画(トランスフェリン、βリポ蛋白など)、γ分画(免疫グロブリン)の5成分に分画される 。


高値を示す病態 脱水症(各蛋白分画、血算値も上昇)、多発性骨髄腫(γ-分画の単クローン性増加を伴う)、原発性マクログロブリン血症、慢性感染症、膠原病など
低値を示す病態 ネフローゼ症候群、蛋白漏出性胃腸症、肝硬変、栄養摂取不良、吸収不良症候群、熱傷、胸水・腹水の貯留など

関連項目 アルブミン蛋白分画、免疫電気泳動
備考 FAQ:生化学検査に影響をもたらす要因と検査データの変動

 

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