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血液中に含まれる尿素量。
腎機能の指標として広く利用され、腎不全、火傷、消化管出血や高蛋白食摂取で上昇。
血中尿素窒素(BUN)は、血液中に含まれる尿素量をあらわし、血清の除蛋白成分の中の窒素成分の総称である非蛋白窒素(NPN)の約50%を占める。蛋白分解産物であるアンモニアが、そのままでは神経毒性を有するため、肝で尿素サイクルの代謝をうけて尿素が産生される。尿素のほとんどは腎臓より糸球体で濾過されて尿中に排泄されるが、その一部は再吸収され血中に戻される。通常糸球体濾過値が1/4以下に低下するとBUNはクレアチニンとともに上昇する。
一般にBUN/クレアチニン比はおよそ10:1であるが、BUN上昇時でこの比が10以上の場合は腎外性因子を、10以下の場合は腎性因子を考慮する。
腎機能障害以外のBUN高値の原因としては、高蛋白食の摂取で高値をみることがあるが、食事による生理的な変動は0〜3mg/dlの範囲内とされる。また筋肉100gが壊れれば約4gのBUNが生じるため火傷や悪性腫瘍などの組織が異化するような病態では高値になることがある。消化管出血では、消化管内で血液から生じたアンモニアが血中に入り上述の尿素サイクルにより尿素となるためBUNは上昇する。また、下痢や大量の嘔吐などの急激な体液の喪失でも上昇をみる。一方、妊娠中期から後期、利尿剤投与、低蛋白食摂取後などにBUNは低下する。
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