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生化学

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ナトリウム

測定法 電極法
検体量
血清 血清 0.1ml
保存条件 冷蔵
基準値
134〜153 mEq/dl 144〜156 mEq/dl
検査日数 〜2日

臨床的意義

細胞外液中の陽イオンの主体。主要な浸透圧活性物質。

ナトリウムは(血液を含む)細胞外液中の陽イオンの主体をなす電解質である。 通常、生体内のナトリウム(Na)の含有量はその約40%が骨に含まれている。また、細胞外液では、陽イオンの大部分がNaイオンであり、細胞外液中の浸透圧活性物質の95%以上はNaとそれに随伴する陰イオンからなる。これらの恒常性はNaと水の代謝調節系により維持されている。 血清中の浸透圧は、Na、Kと血中尿素窒素、血糖値からおおよそ次式により概算される。

血清浸透圧=2(Na+K)+BUN/2.8+Glu/18(電解質の単位はmEq/L、GluとBUNmg/dl)

血清Na濃度の日内変動の幅はきわめて小さく、個人の生理的変動幅もきわめて小さい。

[低Na血症がみられた場合]
血清浸透圧の低下を伴う真性低Na血症の場合は、次の3型に分類される。

1. 細胞外液量の減少を伴う低Na血症
Naの摂取不足かNaの喪失が水の喪失を上回る場合(高度の発汗、腹水など)
2. 細胞外液量の増加を伴う低Na血症
体内Na量の増加を上回る水の貯留によるもので浮腫を伴う。
3. 細胞外液量の変化しない低Na血症
体内Naの増減はなく水の貯留によっておこり浮腫を認めないもの。

[高Na血症がみられた場合]
高Na血症はNa過剰摂取、もしくは水の欠乏によっておこるほか、視床下部の器質的な病変により浸透圧調節系が障害される本態性高Na血症も存在する。


高値を示す病態 下痢、嘔吐、発汗、本態性高Na血症、中枢性・腎性尿崩症、糖質・鉱質コルチコイド過剰、高張食塩水負荷時など
低値を示す病態 Addison病、Na喪失性腎症、甲状腺機能低下症、代償性低Na血症(高度の高血糖、高BUN血症など)、偽性低Na血症(高脂血症、高蛋白血症など)

関連項目 カリウムクロールアルドステロン、副腎皮質刺激ホルモン  
備考 FAQ:生化学検査に影響をもたらす要因と検査データの変動

 

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