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細胞外液中の陽イオンの主体。主要な浸透圧活性物質。
ナトリウムは(血液を含む)細胞外液中の陽イオンの主体をなす電解質である。 通常、生体内のナトリウム(Na)の含有量はその約40%が骨に含まれている。また、細胞外液では、陽イオンの大部分がNaイオンであり、細胞外液中の浸透圧活性物質の95%以上はNaとそれに随伴する陰イオンからなる。これらの恒常性はNaと水の代謝調節系により維持されている。
血清中の浸透圧は、Na、Kと血中尿素窒素、血糖値からおおよそ次式により概算される。
血清浸透圧=2(Na+K)+BUN/2.8+Glu/18(電解質の単位はmEq/L、GluとBUNmg/dl)
血清Na濃度の日内変動の幅はきわめて小さく、個人の生理的変動幅もきわめて小さい。
[低Na血症がみられた場合]
血清浸透圧の低下を伴う真性低Na血症の場合は、次の3型に分類される。
| 1. |
細胞外液量の減少を伴う低Na血症
Naの摂取不足かNaの喪失が水の喪失を上回る場合(高度の発汗、腹水など) |
| 2. |
細胞外液量の増加を伴う低Na血症
体内Na量の増加を上回る水の貯留によるもので浮腫を伴う。 |
| 3. |
細胞外液量の変化しない低Na血症
体内Naの増減はなく水の貯留によっておこり浮腫を認めないもの。 |
[高Na血症がみられた場合]
高Na血症はNa過剰摂取、もしくは水の欠乏によっておこるほか、視床下部の器質的な病変により浸透圧調節系が障害される本態性高Na血症も存在する。
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