|
ほとんどの組織や臓器に分布する酵素。
貧血、炎症、腫瘍など汎用的なスクリーニング検査として用いられる。
乳酸脱水素酵素(LDH)は可溶性分画に属する酵素でほとんどの組織や臓器に広く分布する。LDHが含まれている臓器が損傷を受けると、その組織からLDHが逸脱し血清中濃度が上昇する。通常はスクリーニングとして総活性を測定し、高値をみた場合にアイソザイムを測定し損傷臓器を推定する。
また同時にGOT(AST)を測定しLDH/GOT比をとる。LDH/GOT比が高値の場合(30以上)の場合は悪性腫瘍や溶血性疾患が疑われる。LDH/GOT比の上昇が中等度の場合は感染症か肝臓以外の実質性の臓器障害が考えられ、また悪性腫瘍が存在する可能性もある。このため各種画像診断の検査を行なう。LDH/GOT比が低い場合は肝疾患が疑われる。
運動の影響を受けて上昇するため、採血前には激しい運動は避ける。また赤血球中にはLDH(1、2型)が多量に含まれているため、溶血により高値になるので注意を要する。
|