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ALP総活性が異常高値の場合、由来臓器の推定に用いられる検査。
成獣では2型、幼齢では3型が主体。
アルカリフォスファターゼ(ALP)は生体の細胞膜に広く分布し、アルカリ側のpHでさまざまなリン酸化合物を分解する酵素である。糖蛋白であるALP分子には、糖鎖構造の違いから数種類の異なる臓器に由来するアイソザイムが存在し、動物では3種類に大別される。通常出現しない分画(バンド)の出現をもって異常とする。
標準では、
幼若動物・・骨性ALPの1本の活性帯を認める。
成熟動物・・肝性ALPが主体、わずかに骨由来の活性帯が認められることもある。
*コルチコイド誘導性アイソザイム・・肝性ALPとは異なる。小腸性ALPと酷似する。
ALPが高値になる主な原因は、
1. 肝胆道系疾患・・肝炎、胆肝炎、レプトスピラ、FCov、トキソプラズマ、脂肪肝、胆汁うっ帯
2. 骨代謝系疾患・・骨腫瘍(原発、転移性)、くる病、上皮小体機能亢進症
3. 妊娠時やまれに悪性腫瘍で出現する胎盤性ALP
4. 内分泌疾患・・副腎皮質機能亢進症、外因性ステロイド、糖尿病
などである。 成長期では骨の新生が盛んなためALPが成常の2〜3倍の高値を示すことがある。
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