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トリプシン反応物質

測定法  
検体量
血清 血清 0.3ml
保存条件 冷蔵
基準値
5 ng/ml以上
検査日数 〜2日

臨床的意義

膵臓にのみ存在する蛋白分解酵素。
膵外分泌機能不全と、膵炎の診断に有用。

トリプシンは膵以外の臓器には存在しないため、膵特異性はアミラーゼやリパーゼに比べより高く、膵疾患の検査に有用である。また、血清トリプシン活性の濃度は、膵外分泌機能不全のイヌでは明らかに低下し、12時間絶食血清飼料1回だけの検査で実施でき、診断上有用である。

トリプシンは膵から分泌される201個のアミノ酸からなる分子量22,900の蛋白分解酵素である。

一般に酵素は活性値を測定することが多いが、血中でのトリプシンはα1-アンチトリプシンやα2-マイクログロブリンなどの阻害因子と結合しているため、通常は酵素活性でなく免疫学的活性として蛋白量が測定される。性差、日内変動幅は小さい。膵疾患、とりわけ急性膵炎で高値をとり、上昇期間がアミラーゼより長いため、特に回復期の膵炎診断に有用である。


高値を示す病態 急性膵炎、慢性膵炎の急性憎悪時、膵癌の一部(膵頭部癌>体尾部癌)、膵嚢胞(特に膵仮性嚢胞)、薬物性膵炎、腎不全、胆石症
低値を示す病態 膵外分泌不全、慢性膵炎の非代償期、膵癌の一部、膵全摘後、インスリン依存性糖尿病

関連項目 アミラーゼアイソザイムリパーゼエラスターゼ1  
備考  

 

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