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FT4

測定法 CLEIA法 (動物専用試薬)
検体量
血清 血清 0.2ml
保存条件 冷蔵
基準値
0.5〜3.0 ng/dl 0.6〜2.1 ng/dl
検査日数 1〜2日

臨床的意義
イヌでは血中のT4は、Thyroxine-binding globulin(TBG、約60%)、Thyroxine-binding prealbumin(TBPA、約17%)、アルブミン(約12%)、そしてHDL2やVLDLといったリポタンパク(約12%)と結合しており、ネコではTBPAとアルブミンが主な甲状腺ホルモン結合タンパクである。総体的に評価すると、ヒトに比べて結合タンパクのT4 親和性がイヌやネコの場合は低い。

イヌの場合FT4の測定は、T4検査に比べて、@甲状腺機能が正常な個体と低下している個体の鑑別力に優れている(甲状腺機能低下症診断における感度、特異度が優れている。) A非甲状腺性の病気や薬の影響を受けにくい などの利点がある。ネコでも、T4とFT4を同時に測定することで診断の有用性が高まると考えられている。

高値を示す病態 甲状腺機能亢進症
イヌ: 甲状腺癌のおおよそ10〜20%。
※腺腫の場合は、甲状腺機能亢進症になることはほとんど無い。
一般にイヌの甲状腺腫瘍は、非機能性である。発見できた甲状腺腫瘍の30%症例で甲状腺機能低下症であるという報告もある。
ネコ: 機能性腺腫様過形成がもっとも多い
両側性(症例の70%)、片側性(症例の30%)
低値を示す病態
イヌ: リンパ球性甲状腺炎(原発性甲状腺機能低下症の50%)
特発性甲状腺萎縮などによって発症
ネコ: 発生は稀。甲状腺機能亢進症治療の副作用としての発症が主。
リンパ球性甲状腺炎やDomestic shorthair catsあるいはアビシニアンの遺伝性甲状腺機能低下症の報告もある。
その他、視床下部−下垂体−甲状腺軸の障害による機能低下症。授乳期

関連項目 TSHT4T3 
備考 FAQ:FT4の測定について

 

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