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膵癌で比較的早期から上昇する血中腫瘍マーカーだが、膵炎でも上昇をみる。
エラスターゼ1は、主として膵に存在する蛋白分解酵素の一つで、膵の病変によって血中へ逸脱し高値を呈することから、各種膵疾患の優れた指標として臨床応用されている。
膵癌においては、腫瘤による膵管閉塞に基づく随伴性膵炎を反映して異常高値を示す。特に切除術可能な比較的早期の症例に1,000ng/dlを超える異常高値がしばしば認められ、組織破壊の著しい進行癌では正常値ないし低値を示す傾向にある。こうした知見は、エラスターゼ1が膵癌の早期発見に有用なマーカーであることを意味すると考えられる。また、一般にエラスターゼ1の高値は膵尾部癌に比べて頭部癌により多いとされている。
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