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ACTH

測定法 CLEIA法
検体量
血漿 EDTA血漿 0.2ml
保存条件 凍結
基準値
6〜36 pg/ml
検査日数 〜2日

臨床的意義

視床下部の刺激で分泌され、副腎皮質のステロイド合成を促す下垂体前葉ホルモン。
朝高く、夜低いという明瞭な日内変動がみられる。

ACTHは不安、緊張などで分泌が高まるほか、下垂体腺腫によるクッシング病や副腎機能不全で上昇する。臨床的にはコルチゾール値と対照して検査値をみることに意義があり、各種の負荷試験も併用される。 ACTHは下垂体前葉で合成、分泌される39個のアミノ酸からなるポリペプチドで、βリポトロピンと共通の前駆体から酵素分解されて産生される。ACTHの分泌調節は主に視床下部のCRH(ACTH放出刺激ホルモン)と標的臓器である副腎のグルココルチコイドによるフィードバックにより行われるが、各種のアミン類やストレスもACTH分泌を促進する。

ACTHの生理作用は、副腎皮質におけるステロイドホルモン産生を促すほか、脂質分解作用やメラニン色素の生成作用などがある。

異所性ACTH産生腫瘍では腫瘍組織によりACTHが産生され、ACTHは高値を示す。肺癌胸腺腫瘍、膵癌などにみられる。また異所性CRH産生腫瘍でも高値となり、肺癌、膵癌、腎癌、甲状腺髄様癌などの疾患に認められる。一方、ACTH低値は、視床下部性および下垂体性の下垂体機能低下症、副腎性クッシング症候群などでみられる。

 
ACTH
高い
低い
コルチゾール
高い
下垂体性ACTH産生腫瘍
副腎皮質腫瘍
視床下部性ACTH-RH産生腫瘍
低い
副腎皮質萎縮
下垂体機能不全
視床下部機能不全

 


高値を示す病態 コルチゾール高値:
クッシング病、グルココルチコイド不応症、異所性ACTH産生腫瘍、異所性CRH産生腫瘍
コルチゾール低値:
アジソン病、ACTH不応症
低値を示す病態 (極度に低値、特に検出限界以下の場合)
コルチゾール高値:
クッシング症候群
コルチゾール低値:
ACTH非産生性の下垂体腫瘍

関連項目 アンドロステンジオンコルチゾールデハイドロエピアンドロステロンサルフェート 
備考  

 

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