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血清中の蛋白質の構成比より、さまざまな病態の把握を行う基本的な検査。
数値よりも分画パターンが重要。
蛋白質は生体を維持する上でそれぞれ独特の役割を持つが、この構成比からさまざまな病態の把握を行うのが蛋白分画の検査である。これらの動きは個々の分画の数字で見るべきではなく、電気泳動によって得られた分画像をデンシトメータで表した曲線のパターンで判別する。すなわち健常人の蛋白分画パターンは、アルブミンのピークを左側に記載した場合、α1<α2<β<γとほぼ単調増加のパターンをとる。もしこの大小関係に破綻がみられれば、その分画に存在する蛋白(前述の代表的蛋白である場合が多い)に量的変動があったと推定される。
個々の蛋白測定に比べ、疾患特異性や感度は劣るが、迅速、簡便かつ安価に血清蛋白全体の状況が把握できる利点を持つ。 実際は各分画で量的にもっとも多い蛋白1〜2種類の変動が大きく反映される。たとえばα1分画では急性相反応物質であるα1アンチトリプシンが主体で、炎症性疾患で上昇する。
α2分画ではハプトグロビンが主体で、炎症で増加する。β分画ではリポ蛋白とトランスフェリンが主体で、前者は高脂血症で増加、後者は腎糸球体障害や慢性消耗性疾患で減少する。γ分画ではIgGがもっとも多く、炎症性疾患やM蛋白血症で増加する。
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