| 免疫グロブリン(Ig)は、抗原刺激を受けたB細胞系細胞が分化、成熟して産生する。血漿蛋白成分で、IgG,IgA,IgM,IgD,IgEの5種類があり、そのうち最も多いのはIgGで、全体の80%以上をしめる。IgA,IgMはそれぞれ約10%、5〜10%程度である。Igの量的、質的な異常をとらえることにより、免疫機構の全体的な機構異常を知る手がかりが得られる。
IgGは感染症、腫瘍、自己免疫性疾患をさまざまな抗体産生系の異常をきたす疾患のモニタリングの目的で測定される。IgGはIGG1〜IgG4までのサブクラスがある。IgAは多発性骨髄腫の診断に重要である。これは免疫的グロブリンの質的異常である。M蛋白としてのIgAの増加の有無からなる。またIgA単独欠損症などを知る目的もある。IgMは、抗原刺激によって最初に産生される免疫グロブリンで数週間の後消滅する。各種抗原による初期診断に有用である。胎盤移行性はない。 |