| 血液像(赤血球像・白血球像)から各種血液疾患、骨髄疾患、他全身の病態を
観察する検査。
貧血および多血症の診断には生化学検査以外に血液指数、赤血球指数などが必要であるが、きれい作成された血液塗抹標本を注意深く系統的に検鏡することで、これらの病的状態を引き起こす原疾患の多くを推定することが可能である。また、白血球や血小板数の増減を短時間で察知でき、さらに、白血球系形態の詳細な観察により感染程度の判定や、経時的に細胞遷移を見ることで進行状況、予後などを推測できる。
また、末梢血は骨髄の状態を反映するため、再生不良性貧血や血小板、白血球系の原因不明の減少、もしくは異常細胞がみられる場合には骨髄塗沫診断と合わせた検査が必要となる。
1)血液塗抹標本作成方法
血液採取後、速やかにEDTA採血管入れ、転倒混和後、
1〜2滴スライドガラスに血液をたらし、引きガラス法にて作成。
2)ライトギムザ染色方法
1. 塗抹作成したスライドにライト液をかける。
(ライト液には固定作用があるため、塗抹したスライドをメタノール固定は不要)
↓ 約5分静置
2. ライト液の上からリン酸緩衝液を、ライト液同量のせリン酸緩衝液がスライド全体に行き渡る様、息を吹きかけて広げる。
↓ 約5分静置
3. 流水にて水洗後、スライドをすばやく風乾し、リン酸緩衝液で6倍希釈したギムザ液をかける。
↓ 約15分静置
4. 流水にて水洗後、スライドを風乾する。
※ライトギムザ染色時の注意
高温時は早く染色され、低温時は2〜3分多く染色時間を要します。院内の温度に合わせ染色時間を加味してください。また、ライト液には多量のアルコール成分は含まれます。染色時は直射日光があたらない場所で行ってください。
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