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原因アレルゲンの注射を繰り返すことで反応性を低下させる療法。
将来的な医原性クッシングを避けるために、ステロイド療法に代わって重要な位置を占める治療法といえます。 現在のところまだ統計処理するほどの実施症例は集まっておりませんが75%程度の成功率と考えています。症例単位にて同定されたアレルゲンをご提供いたします。
<減感作療法のメカニズム>
1. アレルギー体質のでは例えば花粉を吸引した場合、花粉に対するIgEが作られ、ある域に達すると、花粉症の症状が現れるようになります。しかし、同じ花粉エキスを皮下注射すると、花粉エキスはリンパ腺や脾臓に運ばれて、そこで花粉に対するし特異的IgG抗体が作られます。IgG抗体は血管から出て皮膚や粘膜の中にも入ります。このときに作られるIgG抗体は、マスト細胞表面に着いているIgEよりも花粉と結びつき易い性質をもっているので、吸い込んだ花粉がマスト細胞の表面のIgEと結びつく前にIgGと結びついてしまいます。それにより花粉とIgEとの反応を阻止(block)し、化学伝達物質放出を抑制します。このように遮断するので、この特異的IgG抗体を阻止抗体(blocking
antibody)と呼んでいます。 減感作療法の前後でこのIgGを測定すれば、その増加を確かめる事が可能です。
2. 減感作療法がアレルギー症状を抑えるもう一つのメカニズムとして、注射されるアレルゲンの量が増えるとアレルゲンに対して無反応(anergy)または耐性(tolerance)ができることも解っています。
3. 最近の学説では、減感作療法によってT細胞のアレルゲンに対する反応を抑えることが重要であると考えられています。 自然の状態でアレルゲンを吸うと、アレルゲンに対するIgE反応を助けるヘルパーT細胞(helper
T cell)が増加します。一方、減感作治療でアレルゲンを少量ずつ皮下注射すると、その反対に、アレルゲンに対するIgE反応を抑制するサプレッサーT細胞(suppressor T cell)が増加して、アレルゲンに対するIgE抗体が減ります。この様に減感作療法はIgG阻止抗体を作ってIgE反応を阻止するだけでなく、T細胞のアレルゲンに対する反応を抑えてIgEを減らします。
<減感作療法のすすめ方>
減感作療法では、アレルゲンエキスを必要なだけ十分に薄めて、アレルギー反応が起こらない低い濃度の少量から皮下注射を始めます。前回の注射量に反応が無かったことを確かめながら毎回少しずつ増量して身体が徐々にアレルゲンに反応しなくなるように慣らしてきます。皮下注射は、最初は1週間に2〜3回の頻度で始めるのが好ましく、注射の回数が多いほど注射する抗原量が増えるため治療効果も早く期待できます。
通常毎週2回程度のアレルゲン注射を繰り返すと1〜3ヶ月目くらいからアレルギー症状が緩和されてくるのを実感できるようになります。
<方法>
症例単位にて同定されたアレルゲンをご提供いたします。
・4バイアル(×100000 ×10000、×1000、×100倍用)
各バイアルには、同定されたアレルゲンを調整します。(5アレルゲン以内)
・プロトコール(投与濃度、量、期間等)/ クール 1クールは、症例によって異なりますが、一般的には24週(6ケ月)、2回/週の48回の投与となります。
減感作用アレルゲンのご提供につきまして、以下の様に運用をお願いいたします。
<目的>
動物用医薬品としての取り扱いに準じます。 但し、当アレルゲンは、一般医薬品と異なり、患者個別の調合となるため調剤対応薬局にて調剤いたします。 従いまして、先生方からは、処方せんのご提出をお願い致します。
検査依頼用紙上の「減感作セット」欄ではお受けしかねますので予めご了承ください。
<運用>
処方せんについて: アレルゲンの内容につきましては、検査結果を弊社より記入しお渡しいたしますので、ご確認の上お出しください。また、患者様基本情報の他、先生方の住所、機関名等をご記入後、ご提出ください。その後、提携薬局にて調剤後、弊社よりお届けいたします。内容書の調剤者名は当該薬局名となりますので、ご了承ください。
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