RIA(Radio immunoassay)
放射性同位元素で標識した反応物質を用い、抗原抗体反応から抗原あるいは抗体の濃度を 測定する方法である。抗原抗体反応において一定量の標識抗原あるいは抗体を加えると 標識抗原・抗体複合体ができる。これに同一抗原性または抗体性をもつ未知量の物質
を添加することにより、標識抗原・抗体複合体(bound)と非結合標識物(free)ができる。これらをなんらか(硫安塩析法・2抗体法・DCC法・PEG法・固相法)の方法で分離し放射能を測定する。
EIA(enzyme immunoassay)
抗原または抗体に酵素(西洋ワサビベルオキシダーゼ・βガラクトシダーゼ・ アルカリフォスファターゼ)を結合させ、その酵素活性をマーカーとして抗原抗体 反応の程度を知り、これらから目的物質の抗原あるいは抗体量を求める。固相化抗体を用いた場合はELISA(enzyme-linked
immunosorbentassay)と呼ばれる。
CLEIA(chemiluminescent enzyme immunoassay)
原理はEIAと同様であるが、標識酵素の活性を化学発光にて検出する方法である。 酵素による増幅効果と反応生成物を化学発光にて検出する高感度な方法である。
比色法
測定成分を着色物質に変化させ、その色調を同様に処理した既知濃度の色調と 比較して目的物質を吸光光度から測定するものである。これを利用して比較的 分子量の小さい物質を測定するものである。
UV法
紫外部法(UV法)は比色法と同一原理であるが、補酵素の還元型NADH・NADPH が340nmに吸収をもつことを利用し紫外部領域において特異的に測定するものである。
酵素法
比色法と同一原理であるが、反応生成物を特定の酵素を用いて特異的に測定するものである。
電極法
イオン選択電極を用いる電気化学的分析法である。選択されたイオンの量は対数に比例し電位を発生する。この電位を測定しイオン濃度を求めるものである。
原子吸光分光光度法
炎やファーネスに分画測定法の一種で、両性電解質である蛋白の溶液に電場を与えると、それぞれの荷電とは異なる電極に向かって移動する。この移動した蛋白を検査項目に応じて、染色または発色させたものである。項目によりデンシトメトリーを用いて分画比を求める。免疫電気泳動では移動させた蛋白に対し、抗体を反応させ最適比のところで現れた沈降線を確認するものである。
HA(hemagglutination)
赤血球表面と抗原と抗体による抗原抗体反応により、赤血球の凝集を確認するものである。
HI(hemagglutination inhibitiontest)
赤血球凝集素に抗体が付着すると赤血球凝集が抑制されることを利用したもので、 抗原抗体複合体に赤血球をくわえ凝集抑制の有無を確認するものである。
CF(complement fixationtest)
補体が抗原抗体複合体に結合することを利用した測定方法である。感作血球 (動物の赤血球に溶血素を加えたもの)に補体を加えると溶血を起こすが、 抗原抗体複合物が存在するとそれに補体が結合し溶血が阻止される。それを確認するものである。
NT(neutralization test)
ウイルス粒子に抗体が付着すると、そのウイルス粒子の感染性が失われる (中和される)ことを利用した測定法である。抗体とウイルスによる抗原抗体 複合体を培養細胞に接種し、細胞変性効果(CPE)を確認する。ウイルスの活性を50%阻止するところを中和抗体価とする。
酵素抗体法
組織切片上の抗原に対して抗体を反応させた後、酵素を結合させ、酵素組織化学 反応により可視化させたものである。 間接法は抗原に対して一次抗体を反応させた後、酵素標識二次抗体を反応させて発色を行う。
ECLIA(electro chemiluminescence immunoassay)
抗体を結合させた磁気ビーズに抗原を反応させ、抗原抗体複合体を形成させる。さらにRU錯体を標識した抗体を結合させて電気化学反応により発光した錯体量を測定するものである。
凝固時間法
被検血漿に測定対象因子の欠乏血漿を加え、さらにトロンボプラスチン・アクチン・ 塩化カルシウムを加えた後凝固時間を測定するものである。
APTT凝固時間法
被検血漿にリン脂質を減少させたAPTT試薬を加え、凝固時間を測定するものである。
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