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副腎腫瘍では外科的摘出により完治が見込まれるが、Ope自体適応になり得ない症例が多い。 したがって下垂体性、副腎依存性にミトタンによる管理が推奨される。
< OP’−DDDによる副腎皮質機能亢進症の管理 >
OP’−DDD = ミトタン(オペプリル”日本ルセル−森下ルセル”)・・・選択的に副腎皮質細胞を破壊する。
特に腫瘍細胞は感受性が高く、副腎の原発性腫瘍とその転移巣が選択的に縮小されます。また、ステロイド合成阻害作用も有します。
<治療法その1>
−導入−
・ 25mg/kg/Day BID5日程度で
・モニターはACTH刺激試験が簡便でよい
・導入に1ヶ月近くかかる例もある。1週間以内にモニターする。場合によってはミトタンを50%増量。
家での注意事項
・ 飲水量を測定してもらう。
・ 食事に対する執着度合いを見てもらう。食べ終わるまでの時間を測ってもらう。
その他起こりうる副作用と対策
消化器症状(嘔吐など)・・ミトタン中止、モニター、用量分割
虚脱、沈鬱、食欲不振・・ミトタン中止、モニター、Na・K・ClCheck! Pr0.2mg/kg程度投与
*虚脱にまでなる前に気づこう
−導入の完了−
通常6〜14日で導入が完了する。
目安・・
・飲水量が60ml/kg以下になる。
・食欲が少し陰りを見せる。
以上の症状がなくても1週間以内にモニタ−をし、対応を検討する。
・・導入療法を継続するか、維持療法に移るか。
維持療法に移るならACTHの結果で薬用量と投与間隔を調整。 (何日目でミトタン中止になったか&その時の数値で維持量を決定)
−治療の目標−
・脱毛の改善
・運動能力の改善
・Post Cortiの値を10に維持
*2週間ごとにモニターし、薬用量を決定していく。 維持療法として25mg/kgを3〜4日に1回の投与を目安
<治療法その2>
2)漸増法:最近一部の先生を中心に提唱されている方法で人間の場合のやり方に準ずるもの。
ミトタン 5mg/kg 一日おき→5mg/kg連日投与→5mg/kg BID→15mg/kg/Day→20mg/kg/Day→25mg/kg/Day のように徐々に増量する。
個体により感受性の異なることからOP'−DDDの治療中に突然死する症例がある。そのためごく低用量から開始するという方法。 特に日本犬は危険性が高いといいます。
*ミトタン投与は肝臓に負担がかかるため肝庇護薬と併用する方が良い。
*ミトタンは食事と共にあげるのがよい。
<治療法その3>
・ケトコナゾール(ニゾラール)5〜10mg/kg , P.O. , BID ・・最近では、抗真菌薬であるケトコナゾールにステロイドホルモン合成を抑制する作用のあることがわかり、ミトタンと併用するなどの使用方法がなされている。
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